横山アマが、☗8六歩として飛車を☖8二飛と追い返した局面です。



【 40手目  ☖8二飛まで 】



40手目以下の指し手
☗5五歩     ☖同    歩
☗同   銀     ☖6二金(44手目) 

横山アマは、☗5五歩と仕掛け、5五に銀を進出させました。藤井四段は☖6二金と玉頭5三を補強。屋敷九段は、☖61玉や☖4一玉を含みにした柔軟な手と評価し、実際、この6手後に☖4一玉としますが、この☗5五同銀の局面でやるほうが得だったようです。☖5四歩の垂らしが怖いのですが、☖5二歩という受けがかなり有望だったようです。

【 44手目  ☖6二金まで 】



44手目以下の指し手
☗2四歩     ☖同   歩
☗同   飛     ☖5三歩
☗3七桂  (49手目)

横山アマは、再び2筋に歩を合わせました。☖2三歩なら☗3四飛と横歩取りを絡めて手をつなごうという意向です。

藤井四段は、☖5三歩と玉頭にフタをしました。深浦九段戦や羽生善治三冠戦でも見られた3三や7三にフタをする手で、羽生三冠が藤井さんは受けも強いと言うのは、このあたりの手堅さ、なかなか土俵を割らない戦い方です。

先手☗3七桂。☗45桂跳ねを見せて力を溜めに溜めた手です。


屋敷九段の解説では、2筋に代えて5筋狙いの2例。(1)☗5四歩と垂らして右桂の活用☗3七桂 〜 ☗4五桂(2)☗5八飛と飛車による5筋狙いが示されました。(1)☗5四歩以下、☖4二銀☗3七桂☖4一玉☗4五桂(A1図)(2)☗5八飛☖4一玉☗5四銀☖5二歩☗5三歩(A2図)

横山アマは、☖5三歩に代えて☖5四歩を本命に対応策を考えていました。☖5四歩以下は、(1)☗同銀☖5三歩で玉頭を収める(A3図)(2)☗4六銀☖9五歩で端狙い(A4図)。


【 参考A1図  ☗4五桂まで 】



【 参考A2図  ☗5三歩まで 】



【 参考A3図  ☖5三歩まで 】



【 参考A4図  ☖95歩まで 】



【 49手目  ☗37桂まで 】



まだ優劣がはっきりしませんが、先手が有望な局面ではなかったかと、広瀬八段、屋敷九段は局後に見解を述べました。

藤井四段もやや悪いと思っていたようです。次に驚きの一手を放ちます。ここから終盤に突入します。



【 参照 】
日本将棋連盟ライブ
Abema TV


初稿 V01 2017/05/04
更新 V00 0000/00/00