稲葉八段、反撃に転じる

4四で銀桂交換の後、☗5七銀と引いた局面。ここでも佐藤名人は☗4五銀とできないのが辛いです。
出番は後手、5筋から反撃に転じます。

【 61手目  ☗5七銀まで 】


61手目以下の指し手
☖5四歩  (62手目)

後手☖5四歩は好手と佐藤名人の師匠中田功七段。次の利点があると言います。(1)☗5四同歩☖同金から☖5六歩を含みに圧力をかける。(2)☗5四同歩と応じないなら☖5五歩 〜 ☖5六歩(3)遠見1八角の通りを重くする。

(1)で☗5四同歩☖同金に☗5六歩なら、☖3一飛として☖3九角や☖3六歩☗3八歩☖6四角があり、先手は忙しく防戦一方です。

控え室では、後手持ち(優勢)の声が出始めました。


【 62手目  ☖5四歩まで 】


62手目以下の指し手
☗5四同歩    ☖5五角(63手目)

先手は自然に☗同歩と応じました。
後手は☖同金でも指しやすいのですが、飛車香両どりの☖5五角はさらに優勢拡大を狙った手です。


【 63手目  ☖5五角まで 】


63手目以下の指し手
☗5三銀     ☖同   金
☗同歩成     ☖同   玉
☗4六歩     ☖5六歩
☗同   銀     ☖4六角
☗3七金     ☖5七角成
☗4七金  (75手目)

64手目先手は☗5三銀とし、
後手の金を1枚はがしましたが、
後手玉周辺を広くした意味もあります。

☗5三銀以外に1) 3八飛(2)4六歩の2択ありましたが、 に☗5三銀としてから☗4六歩と角道を止めました。

(2)☗4六歩を先にやると☖5四金と歩をはらわれるので、☗5三銀が良いようです。
☗4六歩に☖5六歩と銀をずらしてから、☖4六角としましたが、
単に☖9九角成が分かりやすく、良かったようです。☗4五歩には☖3五金(A図)。


【 参考A図  ☖3五金まで 】



【 75手目  4七金まで 】




【 参照 】
日本将棋連盟ライブ
Abema TV
朝日新聞デジタル


初稿 V01 2017/05/06
更新 V00 0000/00/00